エアコンの寿命は何年?


エアコンの寿命は何年ですか?

エアコンの寿命は何年ですか?何年使ったら買い替えたほうが良いですか?

前回に引き続き、このような質問を聞かれることがよくあるので答えさせていただきます。

業者のかたやネット記事によって答えはさまざまですが、HPBなりの回答でよろしければ答えさせていただきます。

エアコンの寿命は10~15年

エアコンの寿命はおおよそ10~15年になります。

メーカーによって標準使用期間が約10年と定められていますが、エアコンのクリーニングメンテナンスをしている場合、寿命は延びる傾向にあります。

また大手メーカーが修理をするための部品を保有している期間が10年ということもあり、寿命または買い換えのタイミングは10~15年になります。

エアコン本体から製造年、標準使用期間が確認できます

使用しているエアコンから製造年標準使用期間が確認できます。
エアコン本体(または室外機)に貼ってあるシールから確認することができます。

寿命が近いときの症状は?

エアコンの寿命はおおよそ10~15年になりますが、寿命が近いときの症状はどんなことなのでしょうか?

①エアコンから異音がする

エアコン本体の送風ファン、または室外機のコンプレッサー故障していることが考えられます。

こちらは部品の在庫状況により修理、または買い替えを検討する必要があります。

②吹き出す風から臭いにおいがする

エアコンのスイッチを入れると、吹き出す風から異臭がしてきます。
カビのような嫌なにおいであることが多いです。

こちらはフィルターにカビが付着している場合、定期的な掃除で解決します。

エアコンのファンや熱交換器にカビが付着している場合は、私たちプロのクリーニングで改善することができます。

③エアコンから水が漏れる

エアコン本体から水が漏れることがあります。

エアコン内部がホコリ劣化、汚水によって詰まり、結露した水が逆流してしまうことがあります。

こちらも私たちプロにエアコン内部を清掃依頼していただければ解決するかと思います。

しかし、フレアナットの経年劣化による亀裂などによって破損しいている場合、部品の修理、交換が必要となり、使用年数によっては買い換えの可能性が高くなってしまいます。

④エアコンの効き目が悪くなる

長年使用していると冷暖房の効きが悪くなってしまいます。

冷媒ガスの容量が減ってしまっていたり、漏れている可能性があります。

この場合修理が必要ですが、修理費用が高い場合が多いです。
また使用年数によっては買い替えたほうが安くなる場合が多いです。

基本的には買い替えをお勧めしています

エアコンを修理する場合、修理箇所が1カ所だけではないことが多いです。
その結果

  • 修理代が高額になる
  • 修理期間が長くなる

このことから、修理をすることより買い替えた方が安くすんでしまうため、買い替えをお勧めしています。

エアコンの寿命を延ばすには?

エアコンの寿命を伸ばすには定期的なエアコンフィルターなどのご家庭でできる掃除、プロに依頼するクリーニング、メンテナンスによって寿命を伸ばすことができると思います。

一般の家庭ができること

  • エアコンフィルターの定期的な掃除
  • エアコンのルーパーやカバーの掃除
  • 室外機のまわりや正面の吹き出し穴、裏側のフィンの汚れ掃除

エアコンの掃除のしかたについてはこちらをご覧下さい。


プロができること

  • エアコン内の高圧洗浄とスチーマーによる高度なクリーニング
  • ホコリやカビを溶かす特殊な薬品による洗浄
  • 室外機内の高圧洗浄によるクリーニング
  • 排水官の管内洗浄
  • 冷媒ガスや電圧漏電チェックなどの点検

10年過ぎると修理は難しくなってしまいます

基本的にはエアコンの寿命は10年前後です。
定期的な掃除やクリーニングで寿命は延ばせますが、部品の関係上10年過ぎると修理は難しくなってしまいます。

修理をすることより買い替えた方が安くすんでしまうため、買い替えをお勧めしています。

以上、「エアコンの寿命は何年?」についての回答でした。