R22冷媒(HCFC)は2020年に完全に廃止となります


経済産業省環境省でのオゾン層保護法フロン排出抑制法モントリオール議定書の規制に基づき
古い家庭用エアコン業務用エアコンなどのR22冷媒(HCFC)はオゾン層破壊を引き起こす温室効果ガスが含まれているため、2020年に完全に廃止となります。

ではR22冷媒(HCFC)の詳細やR22が使用されているかの確認方法など記載しているので是非ご覧ください。

R22冷媒(HCFC)は2019年生産終了
2020年全廃となります

R22冷媒(HCFC)は15年以上前の古いエアコンに使用されていましたが、2019年度をもって生産終了しました。

そして2020年度で全廃となります。

一般家庭のエアコンや業務用エアコンでR22冷媒(HCFC)を使用されている一般のかたや、事業者様は修理費用が高くなったり修理自体が困難になりますので、お早めの買い換えをおすすめしています。

冷媒とは?R22(HCFC)とは?

  • 冷媒は熱を移動させるための熱媒体です。

冷媒は熱交換を必要とする機器(例: 冷蔵庫、エア・コンディショナー)で循環する物質である。フルオロカーボンなどのいわゆるフロン類を指すことが多い。

引用:ウィキペディア

  • R22はHCFCという代替フロンに分類され、旧冷媒ともよばれています。

代替フロン(だいたいフロン)は、特定フロン(クロロフルオロカーボン 略称:CFC)の代替として産業利用されている合成化合物(ガス)である。ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類とハイドロフルオロカーボン(HFC)類のこと。

引用:ウィキペディア

  • 旧冷媒のR22は廃止されましたが、現在はHFC(R32)・HFC(R410)・FC(R407C)といった、より環境負荷の少ないフロンガスが使用されています。

古いエアコンを使い続けるとデメリットがたくさんあります

R22冷媒(HCFC)である15年以上前の古いエアコンを使い続けると、オゾン層破壊を引き起こす温室効果ガスを発生させてしまうことの他に、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

修理費用が高くなる

  • R22冷媒の生産・供給縮小が進んでいるため、部品を手に入れることが困難になります。
  • 部品の入手コストがかかり修理費用も上がってしまいます。
  • 修理不可能になる可能性が高くなります。

修理が完了するまでに日数がかかる

  • 部品を入手することに時間がかかるので、修理が完了するまで日数がかかってしまいます。

電気代が高くなる

  • 15年以上前の古いエアコンは省エネ能力が低いため電気消費量が増え電気代が高くなってしまいます。

対象となるエアコンの種類は?

R22冷媒(HCFC)のエアコンといってもあまりピンとこないと思います。
どのようなタイプのエアコンが対象なのでしょう?

家庭用エアコン

一般的には「壁掛型エアコン」と呼ばれ、部屋の壁に設置されている室内機とベランダ等に設置されている室外機が1対1

主に一軒家やアパート、マンションなど、一般家庭に多く見られるタイプのエアコンです。

業務用エアコン

業務用エアコンには壁掛型や天井埋込型、ビルトインや天吊り形などがあります。

また、室外機1台に対して室内機が1台のパッケージ型と、1台の室外機で複数の室内機を個別に運転できるビルマル型といったエアコンがあります。

居酒屋やレストランなどの飲食店物販店中・小または大規模の事務所ビル、空調不足の追加空調機など

、業務用エアコンなど様々な種類がありますが、いずれも15年以上前のエアコンであれば買い換えの対象である可能性が高いです。

R22冷媒が使用されているかの確認方法

R22冷媒が使用されているかの確認方法は、家の中にあるエアコン本体ではなく、外に置いてある室外機や空調機の銘板から確認することができます。

こちらの写真ではR32と記入されていますが、R22と記入されていれば交換対象機種となります。

空調機の買い替えは早めに行いましょう

R22冷媒のエアコンは温暖化などの環境にも悪く、修理代や電気代などの経済的にもマイナスなことが多いです。

エアコンが使用できなくて仕事に影響が出てしまうことがないように早めに空調機の買い替えをお勧め致します。

以上R22冷媒(HCFC)は2020年に完全に廃止記事でした。