防災の本おすすめ10冊|備蓄・停電・在宅避難を家族で学ぶ人へ【Kindle対応】

空調・エアコンのお役立ち情報のHPBです。

今回は家庭の防災を学びたい人におすすめの本10冊についての解説です。

地震や台風、大雨のニュースを見るたびに「うちも備えなければ」と思うものの、何から始めればいいのかわからないまま時間がたってしまう。

防災は、そんな「わかっているけれど進まない」ことの代表かもしれません。

ネットにも情報はたくさんありますが、断片的な知識を集めるより、信頼できる本を1冊読んで全体像をつかむほうが、結果的に早く行動に移せます。

この記事では、防災の基本の本を2冊、備蓄と停電・在宅避難の備えの本を5冊、家族や子どもと一緒に読める本を3冊、あわせて10冊を目的別に紹介します。

先に結論をお伝えすると、迷ったらこの1冊は『自衛隊防災BOOK』です。

災害が起きたときと被災したあとに役立つ知恵が場面別にまとまっていて、防災の本を初めて読む人でも手に取りやすい内容です。

10冊ともKindle版(電子書籍)があることを2026年9月時点で確認しています。

防災本の選び方 3つのポイント

停電に備えて用意したLEDランタンと懐中電灯
防災の本は、扱う範囲も対象の読者もさまざまです。

自分の家に必要な備えに合った本を選ぶために、次の3つを確認しましょう。

1. 「全体像」か「テーマ別」かを決める

防災の本には、災害への備えを広く扱う本と、食料備蓄や防災リュックなどテーマを絞った本があります。

初めて読むなら、まず全体像がわかる本を1冊読んで、足りないと感じた部分をテーマ別の本で補うのが効率的です。

いきなり備蓄だけを完璧にしても、家具の固定や避難の判断が抜けていては安心できません。

2. 避難所へ行くのか、在宅避難なのかを考える

自宅が安全なら、避難所へ行かずに自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢があります。

在宅避難を前提にするなら、停電や断水の中で何日も暮らすための備えが中心になります。

マンションか一戸建てか、ハザードマップ上でどんな場所にあるかによって必要な備えは変わるので、自分の家の条件に近い本を選びましょう。

3. 家族みんなが読めるかどうかを見る

防災は、家族のうち1人だけが詳しくても十分ではありません。

マンガやイラストの多い本、子ども向けの本なら、家族で同じ内容を共有しやすくなります。

読み終わったあとに、集合場所や連絡方法を家族で話し合うきっかけにもなります。

防災の本おすすめ2冊|まず読みたい防災の基本

最初は、防災の全体像をつかむための2冊です。

どちらも家庭でできる備えを扱っているので、最初の1冊として選びやすい本です。

1. 自衛隊防災BOOK(自衛隊/防衛省)

災害時に役立つライフハックを「発災時編」「被災時編」に分けて紹介する本です。

冒頭で日頃からの備えの大切さに触れたあと、1章で発災時に役立つライフハック、2章で被災時に役立つライフハックを扱います。

2章は、身近なものの活用、正しい運び方、海・山・川での対処といった項目に分かれています。

3章は日常生活に役立つライフハックで、レジャーやトラブル対応など、ふだんから使える知恵もまとめられています。

今回の10冊の候補の中では、レビューの数がもっとも多かった本でもあります。

発行は2018年ですが、身を守る行動や身近なものの使い方といった基本は、今読んでも役に立つ内容です。

こんな人におすすめ:防災の本を初めて読む人で、いざというときの行動を場面別に知っておきたい方

2. 今日から始める家庭の防災計画 災害で死なない環境を作るための事前対策メソッド(高荷智也)

備え・防災アドバイザーの高荷智也さんによる、2023年発行の家庭向けの防災の本です。

副題は「災害で死なない環境を作るための事前対策メソッド」で、書名のとおり、災害が起きる前の準備に焦点を当てています。

著者は「自分と家族が死なないための防災対策」を専門とし、講演やコンサルティングを行っている方です。

この記事では同じ著者の食料備蓄の本と防災リュックの本も紹介しているので、まずこの本で家庭の防災の全体を考え、テーマ別の2冊に進むという読み方ができます。

グッズをそろえる前に、家の中の環境づくりから考えたい人に向いています。

こんな人におすすめ:防災グッズを買う前に、家庭の防災を計画として整理したい方

備蓄と停電・在宅避難の本おすすめ5冊

次は、備蓄や停電、在宅避難の備えを扱う5冊です。

電気が止まるとエアコンも冷蔵庫も照明も使えなくなるので、空調の情報サイトとしても、いちばん読んでほしいパートです。

3. 今日から始める本気の食料備蓄(高荷智也)

備え・防災アドバイザーの著者による、食料備蓄に絞った1冊です。

長期備蓄が必要な災害を知るところから始まり、長期備蓄のテクニック、食料、水、エネルギーの備蓄、社会インフラの停止への備えと進みます。

紹介文によると、定番のローリングストックに加えて、1ヶ月単位で箱詰めして1ヶ月でひと箱消費する「コンテナストック」という方法が紹介されています。

巻末には、4名で1ヶ月、1名で4ヶ月の長期備蓄例をまとめた食料備蓄リストも付いています。

エネルギーの備蓄の章があるので、停電中の調理や暖をとる手段を考えるうえでも参考になります。

こんな人におすすめ:数日分の非常食だけでなく、長めの食料・水の備蓄を計画的に進めたい方

4. イザというとき中身は大丈夫?防災リュックはじめてBOOK(高荷智也)

防災リュックの作り方から、命を守るグッズ、生活を維持するグッズまでを章立てで解説する、2025年発行の本です。

第1章で家庭の防災の基本と避難所の実態を確認したあと、身につける装備品、情報収集と安否確認、寝具とプライバシー管理、衛生管理用品と進みます。

第4章は飲料水・食料品、第5章は実践編として、リュック本体の選び方と管理の方法を扱います。

紹介文には「あなただけの防災リュックを作るための指南書」とあり、市販のセットを自分の家族に合わせて見直すための考え方が学べます。

防災セットを買ったまま中身を確認していない人に、とくに読んでほしい1冊です。

こんな人におすすめ:防災リュックを用意したまま中身を見直しておらず、何を入れるべきか確認したい方

5. 避難所に行かない防災の教科書(西野弘章)

耐震・耐風仕様の自宅をセルフビルドし、第二種電気工事士の資格も持つ著者による、避難所に行かない備えの本です。

第1章は「DIYで災害に強い家にする」で、逃げなくていい家の6つの条件やハザードマップでの危険度チェックを扱います。

第2章はライフラインの自給自足がテーマで、非常用電源や大容量のモバイルバッテリーといった電気の備えに触れています。

第3章は体験にもとづく備蓄のノウハウ、第4章は災害後の2週間を生き延びる技術です。

なお、住宅の電気配線にかかわる工事は電気工事士の資格が必要なので、本を参考にする場合も自分でできる範囲を守ってください。

こんな人におすすめ:一戸建てに住んでいて、自宅で避難生活を続けるための家と電気の備えを知りたい方

6. 安心して在宅避難するための おうち防災アイデア(Misa)

整理収納アドバイザーで防災士の著者による、在宅避難のためのアイデアをまとめた2025年発行の本です。

第1章「ふだんの生活で備えたいこと」から始まり、食品の備蓄と調理の工夫、在宅避難への備え、防災への意識を高める、と進みます。

在宅避難の章では、インテリアを安全に楽しむ、キッチンの防災対策といった項目が並びます。

紹介文には「いつもの暮らしを変えずに在宅避難できる防災テク」とあり、食べ慣れたものを多めにストックする、できるだけ床にモノを置かない、といった方針が挙げられています。

収納と防災を一緒に考えられるのが、整理収納アドバイザーでもある著者ならではの特徴です。

こんな人におすすめ:防災グッズの置き場所に困っていて、暮らしになじむ形で備えを続けたい方

7. おうち避難のためのマンガ防災図鑑(草野かおる)

16年にわたり防災勉強会や防災訓練にかかわってきた、イラストレーターで防災士の著者による、マンガで読める防災図鑑です。

停電への備え、家具の転倒対策、トイレの備え、感染予防と衛生対策、断水への備え、日常備蓄、長期在宅避難への備えと、テーマごとに整理されています。

後半では、自然災害の特徴、暴風や浸水への備え、避難所はどんなところか、被災したらやるべきことも扱います。

紹介文には「停電時の便利アイテム」「100均グッズで防災」とあり、お金をかけすぎない備えを意識した内容です。

マンガなので家族に回し読みしてもらいやすく、停電対策の入り口としてもおすすめです。

こんな人におすすめ:文章だけの本は苦手で、停電や断水の備えをマンガで手軽に知りたい方

家族・子どもと読む防災の本おすすめ3冊

最後は、家族や子どもと一緒に読める3冊です。

大人が読んで終わりにせず、家族で同じ知識を持っておくことが、いざというときの行動の早さにつながります。

8. 被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40(アベナオミ)

宮城県出身のイラストレーターで防災士の著者が、東日本大震災の被災経験から続けている「1日1防災」のアイディアを紹介する本です。

震災直後や翌日の様子を描いたコミックエッセイと、1日ひとつずつ進める40日分の簡単な防災が組み合わされています。

後半には、スッキリした暮らしで災害に備える「ミニマル防災」や、都心のママから学ぶ防災術の章もあります。

紹介文には「大切なのは、続けられること」とあり、小さな積み重ねで備えを進める考え方が軸になっています。

子育て中で防災にまとまった時間を割けない人でも、1日ひとつなら取り組みやすいはずです。

こんな人におすすめ:小さな子どもがいて、無理のないペースで少しずつ備えを進めたい方

9. 学校では教えてくれない大切なこと(10)身近な危険 ー防災と防犯ー(旺文社)

旺文社による、小学生のための「世の中を生きぬく力を身につける本」のシリーズの1冊です。

道路や踏切、外出先、あやしい人、家の中、学校、災害の6章で構成されています。

防災だけでなく、交通安全や防犯もあわせて扱っているので、子どもが自分で身を守る力を広く学べる内容です。

災害の章をきっかけに、地震のときに家のどこにいれば安全か、学校にいるときはどうするかを、親子で話してみるのがおすすめです。

子どもがタブレットで読む場合は、画面の大きな端末のほうが読みやすいでしょう。

こんな人におすすめ:小学生の子どもに、防災と防犯の基本を自分で読んで学んでほしい方

10. すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑(荒木健太郎)

気象災害をもたらす雲のしくみを研究する、気象庁気象研究所の雲研究者による防災の図鑑です。

第1章は大雨・台風への備えで、災害をもたらす典型的な雲である積乱雲の話から始まります。

第2章の自然災害への備えには「猛暑は災害!適切な暑さ対策とは」「熱中症のサインを見逃さない方法」といった項目があります。

第3章は日ごろの備え、第4章は避難と復旧・支援で、「避難する直前に電気・ガスを確認しないといけないワケ」といった項目も含まれています。

災害を科学の視点から理解できるので、天気や理科が好きな子どもと一緒に読むのにも向いています。

こんな人におすすめ:大雨や台風、猛暑のしくみから理解して、家族で気象災害に備えたい方

タイプ別早見表|防災の本10冊

10冊の特徴を一覧にまとめました。

全体像の本を1冊、テーマ別の本を1冊という組み合わせで選ぶのがおすすめです。

書名 タイプ こんな人に
自衛隊防災BOOK 防災の基本/場面別の知恵 初めて防災の本を読む人
今日から始める家庭の防災計画 防災の基本/事前対策 家庭の防災を計画として整理したい人
今日から始める本気の食料備蓄 食料・水・エネルギーの備蓄 長めの備蓄を計画したい人
防災リュックはじめてBOOK 防災リュック リュックの中身を見直したい人
避難所に行かない防災の教科書 在宅避難/家と電気の備え 一戸建てで在宅避難を考える人
おうち防災アイデア 在宅避難/収納と防災 暮らしになじむ備えをしたい人
おうち避難のためのマンガ防災図鑑 在宅避難/マンガ 停電・断水の備えを手軽に知りたい人
被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40 子育て家庭/1日1防災 少しずつ備えを進めたい人
学校では教えてくれない大切なこと(10)身近な危険 小学生向け 子どもに自分で学んでほしい人
すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑 気象災害/図鑑 災害をしくみから理解したい人

停電時のエアコンと暑さ寒さ対策

停電した部屋を照らすLED懐中電灯の光
防災の中でも、空調のサイトとしてとくにお伝えしたいのが停電への備えです。

停電するとエアコンは動きません。

ガスや灯油を使うファンヒーターも、送風や制御に電気を使う機種は同じように止まってしまいます。

冬の停電は「体」と「部屋」を小さく暖める

暖房が止まったら、まずは重ね着と毛布で体の熱を逃がさないことが基本です。

家族でひとつの部屋に集まり、カーテンを閉めて窓からの冷気を抑えると、室温の下がり方をゆるやかにできます。

カセットガスストーブなど電源のいらない暖房器具を使うときは、換気と火の取り扱いにかならず注意してください。

夏の停電は日差しを遮り、無理をしない

夏は、窓の外側で日差しを遮ることと、風の通り道をつくることが基本になります。

水分と塩分をこまめにとり、ぬらしたタオルや電池式の扇風機で体を冷やしましょう。

暑さで体調に異変を感じたら、我慢せずに冷房の効いた施設や避難先へ移動する判断も大切です。

夏の停電への具体的な備えは、夏の停電対策まとめ|台風でエアコンが止まったときの暑さしのぎと事前の備え7つもどうぞ。

停電したら電気器具のスイッチを切る

停電したときは、使っていた電気ストーブやアイロンなどのスイッチを切り、プラグを抜いておきましょう。

電気が復旧したときに、倒れた器具や傷んだコードから火が出るのを防ぐためです。

避難で家を離れるときはブレーカーを落としてから出る、と家族で決めておくと安心です。

エアコンは、電気が復旧して落ち着いてから、あらためて運転を入れ直してください。

Kindle(電子書籍)で読むメリット

紙の本と並べて置いた電子書籍リーダー
今回紹介した10冊は、いずれもKindle版が用意されています。

防災の本を電子書籍で持つよさは、スマートフォンに入れておけば、外出先でも避難先でも内容を見返せることです。

ダウンロードしておいた本は、通信がつながりにくい状況でも端末の中で読むことができます。

買ってすぐに読めるので、台風の接近など、気になったタイミングですぐに確認できるのも利点です。

ただし、スマートフォンは停電が長引くと充電が切れてしまいます。

電子書籍を防災に活用するなら、モバイルバッテリーなど充電の手段もあわせて備えておきましょう。

家族みんなで回し読みしたい本や、チェックリストに書き込みたい本は、紙のほうが使いやすい場合もあります。

マンガや図鑑は小さな画面だと読みにくいことがあるので、無料サンプルで確認してから選んでください。

よくある質問

Q. 防災の本を1冊だけ選ぶなら、どれがおすすめですか?

初めての1冊なら、場面別に行動がまとまっている『自衛隊防災BOOK』が読みやすいです。

在宅避難を前提に考えているなら、マンガで全体を見渡せる『おうち避難のためのマンガ防災図鑑』も候補になります。

どちらかを読んでから、備蓄や防災リュックなど気になるテーマの本を足していくと無駄がありません。

Q. 発行から年数がたった防災の本でも役に立ちますか?

身を守る行動や備えの考え方といった基本は、大きく変わるものではないので参考になります。

ただし、避難情報の出し方や支援の制度、防災グッズの製品は更新されていきます。

最新の情報は、自治体や気象庁など公的機関の発信とあわせて確認するようにしてください。

Q. 紹介されている本は、すべてKindle版で読めますか?

この記事で紹介している10冊は、2026年9月時点でKindle版があることを確認しています。

電子書籍の配信状況は変わることがあるので、購入前に各ストアの商品ページで最新の状況を確認してください。

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まとめ

まとめ

今回の記事では、家庭の防災を学びたい人におすすめの本10冊を、防災の基本、備蓄と停電・在宅避難、家族・子どもと読む本の3つに分けて解説しました。

迷ったら『自衛隊防災BOOK』で全体像をつかみ、備蓄や防災リュックなど気になるテーマの本を1冊足すのがおすすめです。

停電するとエアコンは使えないので、冬は体と部屋を小さく暖める工夫、夏は日差しを遮る工夫と、無理をしない判断を覚えておきましょう。

本を読んだら、家族で集合場所や連絡方法を話し合うところまでをセットにしてください。

災害はいつ起きるかわからないので、思い立った今日からの早めの備えがおすすめです。