第二種電気工事士・冷凍機械の参考書おすすめ10冊|独学の人へ【Kindle対応】

空調・エアコンのお役立ち情報のHPBです。

今回は第二種電気工事士と第3種冷凍機械責任者を独学で目指す人におすすめの参考書10冊についての解説です。

エアコンの取り付けや設備の仕事に興味を持つと、まず名前が出てくるのが第二種電気工事士です。

さらに空調・冷凍設備の分野に進みたい人には、第3種冷凍機械責任者という資格もあります。

どちらも独学で挑戦する人が多い資格ですが、書店に行くとテキストと過去問題集がずらりと並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまいます。

この記事では、第二種電気工事士の学科試験向けを4冊、技能試験向けを3冊、第3種冷凍機械責任者向けを3冊、あわせて10冊を目的別に紹介します。

先に結論をお伝えすると、電気の知識がまったくない状態から始めるなら、迷ったらこの1冊は『いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】最短テキスト&出る順過去問集』です。

テキストと過去問が1冊にまとまっていて、初歩から解説すると紹介されているので、最初の土台づくりに向いています。

10冊ともKindle版(電子書籍)があることを2026年9月時点で確認しています。

なお、試験の日程や申込方法、制度の詳しい内容はこの記事では扱いません。

最新の試験案内は、試験センターなど試験を実施する団体の公式情報でかならず確認してください。

第二種電気工事士の参考書の選び方 4つのポイント

しおりをはさんで積み重ねた資格試験の参考書
資格の参考書は、内容のよしあしよりも「今の自分の段階に合っているか」で使いやすさが決まります。

次の4つを確認してから選びましょう。

1. テキストか過去問題集かを分けて考える

参考書には、知識を順番に学ぶテキストと、問題を解いて力をつける過去問題集があります。

はじめて学ぶ人がいきなり過去問題集だけを買うと、解説を読んでも意味がわからず手が止まりがちです。

最初はテキスト、またはテキストと過去問が一体になった本を選び、ひととおり学んでから過去問題集を足す順番が無理のない進め方です。

2. 学科試験用と技能試験用を間違えない

第二種電気工事士の参考書は、学科試験用と技能試験用に分かれているものがほとんどです。

表紙のデザインが似ているシリーズも多いので、購入前に書名の「学科」「技能」の文字を確認してください。

技能試験は実際に手を動かす試験なので、写真や絵、動画で作業の手順を確認できる本が役に立ちます。

3. 年度版は対応年度をかならず確認する

過去問題集や技能試験の対策本は、毎年のように新しい版が出ます。

この記事で紹介している年度版は2026年9月時点のものなので、受験する年度に合った版が出ていないかを商品ページで確認してから購入してください。

古い年度の本を誤って買ってしまうのは、資格の参考書でいちばん多い失敗です。

4. 解説の雰囲気が自分に合うかを見る

マンガやイラストが多い本、文章でしっかり説明する本、問題数で勝負する本と、参考書にも個性があります。

独学は続けられるかどうかがすべてなので、無料サンプルで数ページ読んでみて、読みやすいと感じたものを選ぶのが近道です。

第二種電気工事士 参考書おすすめ4冊|学科試験のテキストと過去問

まずは学科試験向けの4冊です。

入門のマンガ、テキストと過去問の一体型、過去問題集と、段階の違う本を選んでいます。

1. すい~っと合格 赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問 2026(藤瀧和弘)

電気工事士の試験情報サイトを運営する講師の著者による、学科試験の過去問題集の2026年版です。

写真鑑別、図記号、電気機器、配線設計、電気工事、配線図、検査、法令、理論、複線図と、分野別に問題を解いていく構成になっています。

紹介文には「直近10年必須532問収録」とあり、問題数をこなして力をつけたい人に向いた1冊です。

今回の10冊の候補の中では、レビューの数がもっとも多かった本でもあります。

分野別に並んでいるので、苦手な分野だけをまとめて解き直すといった使い方がしやすい形です。

こんな人におすすめ:テキストをひととおり読み終えて、分野別に過去問を数多く解きたい方

2. いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】最短テキスト&出る順過去問集 改訂3版(ねしめ重之)

第2種電気工事士の講習会講師を務める著者による、テキストと過去問集が一体になった本です。

書名のとおり、筆記方式とCBT方式の両方に対応しています。

配線図と図記号の基本から始まり、機器の図記号、工事用の材料と工具、施工方法、検査、法令と進み、電気の基礎理論と配電理論は後半に置かれています。

紹介文では、電気の知識がまったくない未経験の人でも学習を進められるよう、初歩の初歩から丁寧に解説しているとされています。

計算が出てくる理論の章が後半にあるので、図記号や材料など覚える分野から入っていける並びです。

発行は2023年なので、最新の出題の確認には年度版の過去問題集を組み合わせると安心です。

こんな人におすすめ:電気の知識がゼロの状態から、1冊で学科試験の土台をつくりたい方

3. 詳解 第二種電気工事士 学科試験過去問題集 ’26年版(コンデックス情報研究所)

科目別のセレクト過去問と、実際の試験問題を収録した過去問題集の’26年版です。

セレクト過去問は、電気の基礎理論、配電理論・設計、電気機器・材料・工具、施工方法、検査方法、法令、配線図の科目別に整理されています。

これに加えて、令和7年度の上期・下期の学科試験問題と答案用紙が収録されていて、別冊も付いています。

紹介文には「2回分の学科試験と頻出問題を分野別に完全解説」とあり、本番形式で通して解く練習ができるのが強みです。

電子書籍で利用する場合は、別冊や答案用紙の扱いを商品ページで確認しておきましょう。

こんな人におすすめ:試験の直前期に、本番と同じ形式で時間を計って解く練習をしたい方

4. すい~っと合格コミック マンガで“そこそこ”わかる 第2種電気工事士 学科+技能入門 改訂6版(藤瀧和弘)

電気工事士の試験情報サイトを運営する講師の藤瀧和弘さんらによる、学科と技能の両方をマンガで学べる入門書です。

最初の章では「第二種電気工事士になると何ができるの?」というところから始まり、受験勉強のとっかかりとして配線図記号と器具・材料を覚えることをすすめています。

そのあと学科試験のとっかかり、技能試験のとっかかりと進み、番外編ではオームの法則や電圧降下などの電気理論にも触れています。

「技能入門講習」の実演動画が付いているのもポイントです。

紹介文でも「受験勉強のとっかかりにおすすめ」とされていて、本格的なテキストに入る前の準備として読む位置づけの本です。

こんな人におすすめ:受験するか迷っている段階で、試験の全体像をマンガで軽くつかみたい方

第二種電気工事士 技能試験の参考書おすすめ3冊

続いて技能試験向けの3冊です。

技能試験の対策は、事前に公表される問題をもとに、複線図を描く練習と、実際に工具を使って作業する練習を重ねるのが基本です。

本とあわせて、練習用の材料と工具を用意して手を動かしましょう。

5. ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験 すい~っと合格 2026年版(藤瀧和弘)

令和8年度の技能試験に対応した2026年版で、「技能入門講習」の実演動画が付いています。

書名のとおり「ぜんぶ絵で見て覚える」ことをコンセプトにした技能試験の対策本です。

学科試験の過去問やマンガ入門書と同じ「すい~っと合格」シリーズで、著者も同じ藤瀧和弘さんです。

学科をこのシリーズで勉強した人は、同じ著者の説明のまま技能試験の対策に進めるので、切り替えの負担が少なくて済みます。

技能試験の本は年度ごとに改訂されるので、受験する年度の版かどうかを確認してから購入してください。

こんな人におすすめ:文章よりも絵と動画で、作業の手順を目で見て覚えたい方

6. 2026年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答(オーム社)

公表問題13問の合格解答をまとめた、オーム社による技能試験対策の2026年版です。

巻頭に公表問題の完成施工写真集があり、そのあと技能試験の基礎知識、支給材料、単線図から複線図への書き換え、基本作業と順に進みます。

第5編が公表問題13問の合格解答、第6編には令和7年度の技能試験問題と解答も収録されています。

紹介文では、受験フローや注意事項の解説、写真でわかる基本作業や施工手順が特徴として挙げられています。

完成形を写真で確認しながら練習したい人に向いた構成です。

こんな人におすすめ:完成施工の写真を見ながら、公表問題を1問ずつ確実に練習したい方

7. 2026年度版 みんなが欲しかった!第二種電気工事士 技能試験の完全攻略(TAC出版開発グループ)

TAC出版による技能試験の対策本で、2026年度版です。

オリエンテーションで「電気工事士になるまで」「電気工事士とは?」を確認してから、単位作業、複線図の描き方、公表問題の解答と解説へと順を追って学べます。

紹介文には「独学者、初学者のためのいちばんやさしい技能試験攻略本」とあり、公表問題13問の解説に加えて、13本の解説動画が付いているとされています。

ケーブルや電線の単位作業から始まるので、工具を初めて触る人でも順番に進めやすい構成です。

動画と本を行き来しながら練習したい人は、この本を軸にするとよいでしょう。

こんな人におすすめ:工具を触るのが初めてで、基本作業から動画つきで順番に学びたい方

第3種冷凍機械責任者の参考書おすすめ3冊|空調・冷凍系の資格

最後は、空調・冷凍設備の分野にかかわる第3種冷凍機械責任者の参考書です。

紹介する3冊はいずれも、試験科目である「保安管理技術」と「法令」の2つに沿って構成されています。

エアコンが部屋を冷やしたり暖めたりするしくみ、つまり冷凍サイクルを基礎から学べるので、空調に興味がある人には勉強そのものが面白い分野です。

8. ユーキャンの第3種冷凍機械責任者 合格テキスト&問題集 第2版(ユーキャン冷凍機械責任者試験研究会)

ユーキャンの資格試験シリーズの1冊で、テキストと問題集が一体になった第2版です。

第1章の保安管理技術では、冷凍の原理、冷凍サイクル、p-h線図、冷凍能力や成績係数、熱の移動などを学びます。

第2章の法令では高圧ガス保安法を中心に扱い、最後に予想模擬試験が付いています。

紹介文によると、レッスンごとの確認テスト、1コマ漫画、別冊の要点まとめと赤シートなど、独学でも続けやすい工夫が盛り込まれています。

別冊や赤シートは紙の本の付属物なので、電子書籍で読む場合の扱いは商品ページで確認してください。

こんな人におすすめ:図解やイラストの多いテキストで、はじめての冷凍・空調の勉強を始めたい方

9. これ1冊で最短合格 第3種冷凍機械責任者 標準テキスト&問題集 第2版(鈴木輝明)

保安管理技術と法令の2編構成で学べる、2025年発行の第2版です。

第1編では、蒸気圧縮式冷凍装置の基礎、p-h線図と冷凍サイクル・ヒートポンプサイクル、圧縮機、冷媒とブライン、熱の移動などを扱います。

第2編の法令は、総則、事業、保安、容器等と、法律の章立てに沿って整理されています。

紹介文には「丸暗記ではなく、意味や理屈を付けて理解し、勉強しよう」とあり、イラストや表で「見える化」して学ぶ方針の本です。

ヒートポンプサイクルはエアコンの暖房のしくみそのものなので、空調の仕事に関心がある人には実務のイメージともつながりやすい内容です。

こんな人におすすめ:丸暗記が苦手で、冷凍サイクルの理屈を理解しながら覚えたい方

10. 2026年版 第3種冷凍機械責任者試験 過去問題集(オーム社)

オーム社による第3種冷凍機械責任者試験の過去問題集で、2026年版です。

令和7(2025)年度からさかのぼって平成30(2018)年度まで、各年度の法令試験と保安管理技術試験の問題と解答解説を収録しています。

紹介文には、つまずきやすい用語と基礎知識をワンポイントで学べるともあります。

テキストで学んだ内容が実際の試験でどう問われるのかを確認するための本なので、テキストとセットで使うのが前提です。

年度ごとにまとまっているため、時間を計って1年分ずつ解く練習にも向いています。

こんな人におすすめ:テキストを読み終えて、年度別の過去問で仕上げをしたい方

タイプ別早見表|電気工事士・冷凍機械責任者の参考書10冊

10冊を試験の種類とタイプで整理しました。

テキスト系と過去問系を1冊ずつ組み合わせるのが基本の使い方です。

書名 タイプ こんな人に
ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問 2026 電工二種・学科/過去問 分野別に数多く解きたい人
いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】 電工二種・学科/テキスト+過去問 知識ゼロから始める人
詳解 第二種電気工事士 学科試験過去問題集 ’26年版 電工二種・学科/過去問 本番形式で練習したい人
マンガで“そこそこ”わかる 第2種電気工事士 学科+技能入門 電工二種・入門/マンガ 全体像を軽くつかみたい人
ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験 2026年版 電工二種・技能/絵と動画 目で見て手順を覚えたい人
第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答 2026年版 電工二種・技能/写真解説 完成写真を見ながら練習したい人
みんなが欲しかった!第二種電気工事士 技能試験の完全攻略 電工二種・技能/初学者向け 工具を触るのが初めての人
ユーキャンの第3種冷凍機械責任者 合格テキスト&問題集 冷凍三種/テキスト+問題 図解で学び始めたい人
これ1冊で最短合格 第3種冷凍機械責任者 標準テキスト&問題集 冷凍三種/テキスト+問題 理屈から理解したい人
第3種冷凍機械責任者試験 過去問題集 2026年版 冷凍三種/過去問 年度別の過去問で仕上げたい人

空調・電気の仕事と資格の関係

電気工事で使うテスターやペンチなどの工具
ここでは、空調の仕事と2つの資格がどう関係するのかを、一般的な範囲で整理しておきます。

エアコン工事と第二種電気工事士

エアコンの取り付けでは、専用コンセントの増設や配線、電圧の切り替えなど、電気工事をともなう場面があります。

こうした電気工事は、法律で電気工事士の資格を持つ人が行うことと決められています。

第二種電気工事士は、一般の住宅や小規模な店舗などの電気工事に従事できる資格で、エアコン工事や設備の仕事を目指す人が最初に取ることの多い資格です。

資格を持たない人が、自宅であってもコンセントの増設や配線工事を行うことはできません。

参考書で知識を学ぶことと、実際に工事をしてよいかどうかは別の話なので、この点は混同しないようにしてください。

取り付け工事が実際にどんな流れで進むのかは、エアコン取付工事の流れと標準費用|失敗しない業者選びのコツもどうぞ。

空調・冷凍設備と冷凍機械責任者

冷凍機械責任者は、高圧ガス保安法にもとづいて、冷凍設備の保安にかかわる資格です。

家庭用のルームエアコンを取り付けるために必要な資格ではありませんが、ビルや工場、倉庫などの大きな冷凍・空調設備を管理する仕事では評価されることの多い資格です。

冷凍サイクルの知識は家庭用エアコンのしくみとも共通しているので、空調の世界を深く知りたい人にとっては、学ぶこと自体に価値があります。

受験資格や試験の日程、免状の手続きなどの詳しい内容は、試験を実施する団体の公式情報で確認してください。

Kindle(電子書籍)で読むメリット

電子書籍を見開きで表示したタブレット
今回紹介した10冊は、いずれもKindle版が用意されています。

資格の参考書は厚くて重いものが多いので、スマートフォンやタブレットに入れて持ち歩けるのは大きな利点です。

通勤中や休憩時間に過去問を数問だけ解く、といったすき間時間の勉強がしやすくなります。

買ってすぐに読み始められるので、勉強を始めようと思った日にそのままスタートできます。

一方で、書き込みながら勉強したい人には紙の本が向いています。

複線図を描き込む、間違えた問題に印をつける、ページをめくって行き来するといった使い方は、紙のほうがやりやすいと感じる人が多いです。

また、図や写真の多い参考書は画面の小さな端末だと見づらいことがあり、別冊や赤シートなどの付属物は電子書籍では扱いが異なる場合があります。

テキストは紙、持ち歩き用の過去問は電子書籍というように、使い分けるのもひとつの方法です。

よくある質問

Q. 独学の場合、テキストと過去問題集は両方必要ですか?

基本的には両方あったほうが安心です。

テキストで知識を入れ、過去問題集で問われ方に慣れるという順番が、独学では進めやすい方法です。

『いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】』のようにテキストと過去問が一体になった本から始めて、足りないと感じたら過去問題集を追加するやり方もあります。

Q. 去年の年度版の参考書を使っても大丈夫ですか?

基礎的な知識の部分は大きく変わらないことが多いですが、出題の傾向や公表される問題、制度は変わる可能性があります。

とくに技能試験の対策本と過去問題集は、受験する年度に対応した版を選ぶのが安全です。

最新の試験案内は、試験センターなど試験を実施する団体の公式情報で確認してください。

Q. 電気工事士の勉強をすれば、自宅の電気工事を自分でできますか?

勉強しただけではできません。

電気工事は、試験に合格して免状の交付を受けた有資格者が行うものです。

資格を取る前に、自宅のコンセント増設や配線工事を自分で行うことはやめてください。

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まとめ

まとめ

今回の記事では、第二種電気工事士と第3種冷凍機械責任者を独学で目指す人におすすめの参考書10冊を、学科試験・技能試験・冷凍機械責任者の3つに分けて解説しました。

知識ゼロから始めるなら『いちばんやさしい 第2種電気工事士【学科試験】』、全体像を先に知りたいならマンガの入門書が入り口になります。

技能試験の本と過去問題集は、受験する年度に対応した版かどうかをかならず確認してください。

電気工事は有資格者が行うものなので、資格を取るまでは知識を学ぶことに集中しましょう。

試験の申込時期は限られているので、受験を考えている場合は早めの準備がおすすめです。