冷房の設定温度は何度が最適?夏の終わりの空調調整術
空調・エアコンのお役立ち情報のHPBです。
今回は「冷房の設定温度は何度が最適?夏の終わりの空調調整術」について解説します。
残暑のエアコン使用、設定温度に迷っていませんか?
8月後半から9月にかけて、昼は暑くても朝晩は涼しさを感じる日が増えてきます。
そんな「夏の終わり」にこそ、エアコンの設定温度や運転モードの見直しが必要です。
冷やしすぎによる体調不良(冷房病)や電気代のムダを防ぐためにも、適切な使い方を知っておきましょう。
最適な冷房設定温度は「26~28℃」
冷房の推奨設定温度は、環境省の「COOL BIZ(クールビズ)」でも28℃が目安とされています。
ただし、湿度や風通し、体質などにより体感温度が異なるため、実際には26~28℃の間で調整するのが現実的です。
温度設定のポイント
- 室内と外気の温度差は5℃以内を目安に
- 暑さが気になるときは風量・風向きの調整で体感温度を下げる
- 就寝時は27~28℃+おやすみモードが快眠のカギ
設定温度以外にも注目したい「体感温度」を下げる工夫
実際の温度と人が感じる体感温度は異なります。以下のような方法で、設定温度はそのままに快適さを高めることができます。
1. サーキュレーターや扇風機を併用
室内の空気を循環させることで、冷気がムラなく広がり体感温度が下がります。
風が体に当たることで、同じ温度でも涼しく感じる効果も。
2. カーテン・ブラインドで直射日光をカット
日差しが室内に入り込むと、設定温度が適切でも室温が上昇してしまいます。遮熱カーテンなどで日差しを遮るのも効果的。
3. 湿度もコントロール
湿度が高いと不快感が増すため、「除湿(ドライ)モード」の活用もおすすめ。
湿度が下がると体感温度は2~3℃ほど下がると言われています。
こんな使い方はNG!冷房設定の落とし穴
- 外出時も冷房をつけっぱなし(長時間は電気代のムダ)
- 極端に低い温度設定(25℃以下)は冷えすぎに注意
- 風向きを「下向き」にして体に直撃(冷えやすくなる)
特に朝晩が涼しくなる季節には、冷やしすぎによる自律神経の乱れに注意が必要です。
まとめ|設定温度の見直しで残暑も快適に
夏の終わりは、気温や湿度が日によって変化しやすい時期です。
エアコンの設定温度は26~28℃を目安に、体感温度を意識しながら風の流れや除湿を上手に活用しましょう。
冷やしすぎない、でも快適。そんな空調調整術で残暑を健康的に乗り切りましょう。