断熱・結露・DIYの本おすすめ8冊|寒い家に悩む人へ目的別に【Kindle対応】

空調・エアコンのお役立ち情報のHPBです。

今回は寒い家や結露、住まいの手入れに悩む人におすすめの本8冊についての解説です。

暖房をつけているのに足元が冷える、朝になると窓がびっしょり濡れている、壁紙や床の傷みが気になってきた。

こうした住まいの悩みは、エアコンや暖房器具を買い替えるだけでは解決しないことがあります。

部屋の暖かさは、暖房の能力だけでなく、家そのものの断熱性能や湿気のコントロールに大きく左右されるからです。

この記事では、結露・カビと断熱、あたたかい家づくりを学べる本を4冊、DIYとメンテナンスの本を4冊、あわせて8冊を目的別に紹介します。

先に結論をお伝えすると、これから家を建てる・買う予定がある人が迷ったらこの1冊は『後悔しない家づくりのすべて』です。

今の家を自分の手で少しずつ直していきたい人は、『これならできる!DIYでリフォーム&メンテナンス』から始めると、できることの範囲がつかめます。

8冊ともKindle版(電子書籍)があることを2026年9月時点で確認しています。

住まいの本の選び方 3つのポイント

住まいや家づくりの本が並んだ木製の本棚
断熱やDIYの本は、読者として想定している人の幅がとても広いジャンルです。

一般の人向けの入門書もあれば、設計者や施工者に向けた専門書もあるので、選ぶ前に次の3つを確認しましょう。

1. 「これから建てる」のか「今の家を直す」のかで選ぶ

断熱や高気密の本の多くは、これから注文住宅を建てる人に向けて書かれています。

すでに住んでいる家の寒さをどうにかしたい場合は、断熱改修やリフォーム、メンテナンスを扱う本のほうが、すぐに使える情報が多くなります。

自分がどちらの立場なのかを最初に決めておくと、本選びで迷いません。

2. 一般向けか、専門家向けかを確認する

住宅の本には、設計や施工のプロに向けて書かれたものがあります。

専門書は図面や工法の話が中心で、内容は確かですが、予備知識がないと読み進めるのが大変です。

紹介文に「設計・施工者必携」などと書かれている本は、工務店との打ち合わせに備えて深く知りたい人向けと考えてください。

3. DIYの本は「自分でやってよい範囲」が書かれているかを見る

DIYの本を選ぶときは、作り方だけでなく、安全対策やプロの頼り方まで触れているかどうかが大切です。

とくに電気の配線やコンセントの増設などの電気工事は、電気工事士の資格を持つ人しか行えません。

本に載っている作業でも、資格が必要なもの、賃貸では許可が必要なものがあるので、できる範囲を見きわめながら読みましょう。

断熱の本・結露対策の本おすすめ4冊|あたたかい家づくりを学ぶ

まずは、結露・カビと断熱、あたたかい家づくりを学べる4冊です。

専門家向けの1冊と、一般の人向けの3冊を選んでいます。

1. 達人が図解!高断熱住宅の結露・カビ徹底対策(住まい環境プランニング)

結露・カビの事例の図解や、断熱改修の章がある2025年発行の本です。

結露・カビ被害が深刻化している背景から始まり、事例の図解、結露対策の考え方、部位別の工法、断熱改修、部位別の仕様へと進みます。

紹介文には「設計・施工者必携」「20件超のトラブル事例で原因・対策を分析」とあり、夏型結露や初期結露にも対応しているとされています。

設計者や施工者に向けた記述が中心の、専門寄りの1冊である点は知ったうえで選んでください。

一般の人にとっては、高断熱の家でも結露やカビが起こりうることと、その原因を図解で知るための資料として役立ちます。

こんな人におすすめ:新築や断熱リフォームを前に、結露とカビの原因を専門的なレベルまで知っておきたい方

2. 全室寒暖差ゼロ、高断熱・高気密 注文住宅で叶える 人生100年時代の理想の住まい(兼坂成一)

一級建築士で宅地建物取引士の著者による、高断熱・高気密の注文住宅をテーマにした2024年発行の本です。

前半では、ヒートショックやアレルギー、シックハウス症候群など、家が引き起こす健康への影響を取り上げています。

後半は、高断熱・高気密の家とはどういうものか、モデルハウス見学時にチェックすべき7つのポイント、建てたあとの維持へと話が進みます。

紹介文には「夏はクーラー1台で涼しく、冬は半袖でも暖かい」という暮らしが描かれ、「生涯気持ちよく暮らせる注文住宅の入門書」とされています。

部屋ごとの寒暖差をなくすという発想は、空調の効きに悩んでいる人にも参考になる視点です。

こんな人におすすめ:これから注文住宅を考えていて、健康面から断熱・気密の大切さを知りたい方

3. 研究者が本気で建てた ゼロエネルギー住宅(三浦秀一)

住まいとまちの環境計画が専門の大学教授(工学博士)が、自ら建てたゼロエネルギー住宅を題材にした本です。

副題は「断熱、太陽光・太陽熱、薪・ペレット、蓄電」で、著者自身のエネルギー自給の実践録から始まります。

そのあと、省エネ住宅を正しく理解する、建てるポイント、太陽エネルギー、森のエネルギーによる暖房、蓄エネと章が続きます。

紹介文では「無理せず、がまんせず、健康で快適に暮らせるゼロエネルギーハウス(ZEH)を実現するには?」という問いが掲げられています。

断熱を電気代やエネルギーの視点から考えたい人に向いていて、建築とエネルギーの専門家が自分の家を建てた実体験をもとに助言する内容です。

こんな人におすすめ:断熱だけでなく、太陽光や蓄電まで含めた省エネの家に関心がある方

4. 後悔しない家づくりのすべて(げげ)

積水ハウスで100棟以上の住宅・店舗設計を経験した一級建築士YouTuberによる、家づくりの本です。

序章の「幸せになる家づくり5つの鉄則」に続き、基礎知識編、コスト編、住宅会社選び編、性能編、間取り編、職住融合編と進みます。

断熱や快適さに直接かかわるのは、「健康で快適に暮らすための家づくりとは」を扱う性能編です。

紹介文には「ルールがわかれば、センスやお金がなくても迷わない」「家がほしくなったらこの1冊」とあります。

断熱だけを深く掘り下げる本ではありませんが、家づくり全体の中で性能をどう考えるかをつかめるので、最初の1冊に向いています。

こんな人におすすめ:家づくりを考え始めたばかりで、お金・会社選び・性能・間取りをまとめて知りたい方

DIYの本 初心者向けおすすめ4冊|住まいのメンテナンス

続いて、DIYとメンテナンスの本です。

今の家を少しずつ手入れしていくことは、住まいを長持ちさせるいちばん現実的な方法です。

なお、電気の配線やコンセントまわりの工事は有資格者が行うものなので、DIYの対象から外して考えてください。

5. これならできる!DIYでリフォーム&メンテナンス(山田芳照)

DIYアドバイザーの資格を持ち、NHK教育TV「住まい自分流」の講師を務めた著者による、リフォームとメンテナンスの本です。

リフォームプランの基礎知識と下地調整のテクニックから始まり、壁、床、部位別の基礎テクニックへと進みます。

後半は、建具・家具のメンテナンス、補修テクニック、水まわりのメンテナンス、外まわりのメンテナンス、住まいの対策という構成です。

紹介文によると、壁、床、窓、階段、水まわりなどのリフォームと補修の仕方を、手順を追った写真で解説しています。

家の中で気になる場所が出てきたときに、辞書のように引ける1冊です。

こんな人におすすめ:壁紙や床、水まわりなど、今の家の気になる場所を自分で手入れしたい方

6. [最新版]これ一冊ではじめる!日曜大工(山田芳照)

DIY情報サイトを運営するDIYアドバイザーの著者による、日曜大工をこれから始める人向けの本です。

工具の基礎知識、材料の基礎知識という入り口から始まり、壁・床の修繕、家具を作る、ガーデニング、メンテナンスと進みます。

安全対策の章と用語辞典が用意されているのも、初心者にはありがたいところです。

紹介文には、防犯・地震対策やペットの環境までオールカラーで解説しているとあります。

上の『DIYでリフォーム&メンテナンス』と同じ著者なので、工具の使い方から学びたい人はこちらを先に読むとスムーズです。

書名に最新版とありますが発行は2019年なので、工具や材料は現在販売されているものを確認してください。

こんな人におすすめ:工具を持っていない状態から、日曜大工の基本を順番に学びたい方

7. 空き家まるごとDIY!中古住宅購入&自力リフォーム入門(阪口克)

旅と自然の中の暮らしをテーマにするカメラマンの著者による、中古住宅の購入と自力リフォームの入門書で、2025年発行です。

第1部は、自力リフォームを前提とした中古住宅の選び方と買い方で、格安中古住宅の探し方、物件見学、中古住宅によくある瑕疵、場所ごとの難度の目安などを扱います。

第2部は工具と材料の基礎知識、第3部は内壁、床、屋根と外壁、水回りの自力リフォームの実践です。

紹介文には「探す・買う・直すが一冊でわかる」とあり、プロの頼り方にも触れている点が安心材料です。

屋根など高い場所の作業は危険をともなうので、無理をせずプロにまかせる判断も大切にしてください。

こんな人におすすめ:空き家や中古住宅を買って、自分の手で直しながら住むことに関心がある方

8. はじめてでもかんたん!おしゃれ!DIY家具&リフォーム(ケイ・ライターズクラブ 編)

実例のDIY ROOM、家具&小物DIY、DIYリフォーム、DIYの基本という構成の本です。

冒頭では、ナチュラルスタイルやガーリースタイルなど、実際にDIYで仕上げた部屋の実例が紹介されています。

家具&小物のパートにはキャスター付き隙間収納、リフォームのパートにはビニール壁紙を貼るといった項目があります。

最後に基本の道具と木工の基本がまとめられているので、作りたいものを先に見つけてから、必要な技術を確認する読み方ができます。

住まいの性能を上げるというより、部屋の見た目と使い勝手を自分で整えたい人に合う1冊です。

こんな人におすすめ:難しい工事ではなく、小さな家具づくりや壁紙貼りから気軽に始めたい方

タイプ別早見表|断熱・結露・DIYの本8冊

8冊の特徴を一覧にまとめました。

「建てる前に読む本」と「今の家を直す本」のどちらが必要かを意識して見てください。

書名 タイプ こんな人に
高断熱住宅の結露・カビ徹底対策 結露・カビ/専門寄り 結露の原因を専門的に知りたい人
全室寒暖差ゼロ、高断熱・高気密 注文住宅で叶える 人生100年時代の理想の住まい 高断熱・高気密/入門 健康面から断熱を考えたい人
研究者が本気で建てた ゼロエネルギー住宅 省エネ・ZEH/実践録 エネルギーの視点で家を考えたい人
後悔しない家づくりのすべて 家づくり全般/入門 家づくりを考え始めた人
これならできる!DIYでリフォーム&メンテナンス 補修・メンテナンス 今の家を手入れしたい人
これ一冊ではじめる!日曜大工 DIYの基礎 工具の使い方から学びたい人
空き家まるごとDIY! 中古住宅・自力リフォーム 中古住宅を直して住みたい人
はじめてでもかんたん!おしゃれ!DIY家具&リフォーム 家具・壁紙/実例 気軽なDIYから始めたい人

結露とエアコン・換気の関係

結露で水滴がびっしり付いた冬の窓ガラス
本を読む前に、空調の視点から結露の基本を整理しておきます。

結露は、暖かく湿った室内の空気が、冷えた窓ガラスや壁に触れて水滴になる現象です。

つまり、室内の湿気の量と、窓や壁の表面の冷たさの2つが原因です。

エアコン暖房は水蒸気を出さない

エアコンの暖房は、室内で燃料を燃やさないため、運転によって水蒸気が増えることはありません。

一方、室内で灯油やガスを燃やすタイプの暖房器具は、燃焼にともなって水蒸気が発生します。

結露がひどい部屋では、暖房の主役をエアコンにするだけでも、湿気の量を抑える助けになります。

換気で湿気を外に逃がす

料理や入浴、洗濯物の部屋干し、人の呼吸でも、室内の湿気は増えていきます。

24時間換気は止めずに回し、湿気が多く出る場面では換気扇も使って、湿った空気を外に出しましょう。

加湿器を使う場合は、湿度計を見ながら加湿しすぎないことも大切です。

窓の冷たさをやわらげる

もうひとつの原因である窓の冷たさは、断熱の問題です。

今回紹介した断熱の本で家全体の考え方を学びつつ、今の家でできることとして、断熱シートや厚手のカーテンで窓まわりを守る方法があります。

冬の換気とエアコンの使い方は、結露防止に!冬の換気とエアコンの活用方法もどうぞ。

Kindle(電子書籍)で読むメリット

テーブルに置いた電子書籍リーダーとコーヒーカップ
今回紹介した8冊は、いずれもKindle版が用意されています。

住まいの本は大判で重いものが多いので、電子書籍なら置き場所に困らず、タブレットに何冊も入れておけます。

家づくりの打ち合わせやホームセンターでの買い物のときに、気になったページをその場で見返せるのも便利です。

買ってすぐに読めるので、結露や寒さが気になり始めたタイミングで、すぐに調べものができます。

一方で、図面や手順写真が多い本は、スマートフォンの小さな画面では細部が見えにくいことがあります。

DIYの作業中に見る場合は、端末がホコリや水でよごれないように置き場所にも注意が必要です。

購入前に無料サンプルで図や写真の見え方を確認して、読みやすいほうを選んでください。

よくある質問

Q. 今の家が寒いのですが、どの本から読むのがよいですか?

すぐに建て替えやリフォームの予定がないなら、『これならできる!DIYでリフォーム&メンテナンス』のように今の家に手を入れる本が実用的です。

将来の住み替えやリフォームを考えているなら、『後悔しない家づくりのすべて』で性能の考え方を知っておくと、業者との話がしやすくなります。

Q. DIYの本に載っている作業は、すべて自分でやってよいのですか?

すべてではありません。

電気の配線やコンセントの増設などの電気工事は、電気工事士の資格を持つ人が行うものです。

賃貸住宅では、壁や床に手を加える前に管理会社や大家さんの許可が必要な場合があります。

高い場所での作業など危険をともなうものは、無理をせずプロに依頼してください。

Q. 紹介されている本は、すべてKindle版で読めますか?

この記事で紹介している8冊は、2026年9月時点でKindle版があることを確認しています。

電子書籍の配信状況は変わることがあるので、購入前に各ストアの商品ページで最新の状況を確認してください。

あわせて読みたい

まとめ

まとめ

今回の記事では、寒い家や結露、住まいの手入れに悩む人におすすめの本8冊を、断熱・結露とDIY・メンテナンスに分けて解説しました。

家づくりをこれから考える人は『後悔しない家づくりのすべて』、今の家を直したい人は『これならできる!DIYでリフォーム&メンテナンス』が入り口になります。

結露は湿気の量と窓の冷たさの両方が原因なので、エアコン暖房と換気を上手に使いながら、断熱の知識を少しずつ増やしていきましょう。

DIYでは、電気工事など資格が必要な作業には手を出さないことも忘れないでください。

寒さや結露が気になる場合は、本格的な冬が来る前の早めの対応がおすすめです。

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